1996/05/24 運営委員会 非公開資料 JPNIC DOM 5/14 meeting memo ( by kamiyama) ●時間 10:30〜11:45 13:05〜20:00 ●出席者 1995 DOM WG: 神山、河北(PM)、佐野、高田、平原、吉村(AM) オブザーバ: 岡、奥山(PM)、白橋、水越、村井(AM) 事務局: 小島、深野、吉澤 ●今日の課題 * ドメイン名のあり方、考え方の動向、グランドデザイン * NTT/NTT-DATA/KEK問題 * 第3レベルの一意性解除とその手順 * ブランド・ドメイン * 全体のスケジュール * 商標対策 * GOの枠組みの確定(政府への委譲?) * 地域依存型組織ドメイン * ルール変更にともなうドメイン名移行問題 * 地域ドメインの拡張 * 地域コード * ルール、判定の簡略化 * 総会の準備 * 手数料確認業務 * 時限付きドメイン -------------------------- ●ドメイン名のあり方、考え方の動向、グランドデザイン ・利用方法ー社会の中でどのように利用されるべき ・なにを識別するもの? ・ドメイン名の総量の推定 ・短期的には間に合わないので、中期的な考えに基づいてスケジュールする。 *どう検討するか? ・外部調査機関への依頼 ・インターネットユーザへのヒアリング ・なぜCOMを使うか、利用者への調査 ・一般(最近使いはじめたような)ユーザの調査 ・基礎調査 -------------------------- ●全体のスケジュール 緊急(ASAP) ・総会準備 ・イベントドメイン reject: こどもサミット、IWE 実行委員会が「任意団体」を構成しないケース ・NTT/NTT-DATA/KEK問題(アクション) ・商標問題対策(discraimer) ・ルール、判定の簡略化(OR) ・個人事業所の収容 ・第3レベルの一意性 ・商標以外の法律的な課題(専門家との勉強会の課題) 短期(年度内) ・NTT/NTT-DATA/KEK問題(移行) ・ブランドドメイン ・GOドメインの枠組みの決定(政府への委譲?)(方向性) ・ルール変更にともなうドメイン名移行問題 ・ルール、判定の簡略化 ・地域依存型組織ドメイン(AC,OR) ・地域ドメインの拡張(ジオグラフィックドメイン) 中期(2、3年程度) ・グランドデザイン ・他のアドレス空間とのマッピング ・GOドメインの枠組みの決定(政府への委譲?)(移行) ・地域依存型組織ドメイン(CO) ・地域コード ・割り当て業務の会員への委任 -------------------------- ●ドメインの拡張案の説明 ・組織ドメイン 属性型 地域依存型 ・ジオグラフィックドメイン ・ブランドドメイン ブランド イベント ネットワークサービス 一般サービス ・地方公共団体ドメイン (議論) ・「人」をどこにいれるか。(現在はジオグラフィック) ー 地域は嫌という人が多い。ー>COM ー ネームスペースの問題 ・小学校はどこに入る? ー ジオグラフィックと地方公共団体:バラバラ ・「個人」、「家庭」と「お店」の考え方 ・一つのものに対し、見方によって複数ドメインが割り当てられる可 能性がある。 ・他のアドレス空間を取り入れるための名前スペース 現存のサービスがDNSで引く必要のあるサービスに移行 する可能性 例:FAXはすでにIP reachable 03.3260.4271.fax.jp - 近くまでIPでとんで、OUTするためには 上のような例では駄目。 ー misc.jpのようなものを残しておく ei.jp:external identifier -------------------------- * NTT/NTT-DATA/KEK問題 ・NTT/NTT-DATAは移行してくれそう - 2000年12月31日までに移行してほしいという勧告文書を出す。 - 回答はもとめない - 勧告を守らなかった場合の措置についてもかかない - 理由: ・著しく公平性を欠いている ・第2レベルドメインを増やすので、混乱を招く - センター長から運用責任者宛に出す ・KEKは苅田さんが嫌がっている - 技術的にはできる(でも、嫌) - 別にルールにあってなくてもいいんじゃないか - 最終的にはJPNICとして移行期間をおく以外に 対策はとれない。なんとかして、という。 - 2000年までに移行してほしいので、それまでに 考えてほしいという。 - 村井さんに苅田さんと話してもらう。 ・niftyのorからnetに移行 - 移行期間をおいてほしい。 - NTT/KEK問題を解決して、JPNICのリーダーシップを 見せてほしい ------------ * GOの政府への委譲 総理府とコンタクト 割り当ての枠組みだけは決定してもらいたい 村井さんに現場担当者を紹介してもらうー> 佐野さん ------------ *イベント・ドメイン reject: こどもサミット、EXPO96、APEC、アマチュアゴルフ 実行委員会が「任意団体」を構成しないケースが多い。 任意団体の要件が厳しすぎる 1年での回収を条件に、できるだけ早くはじめる。 ・1年で回収する理由: ブランドドメインを検討している間に属性を3文字に しようなどの動きが出るかも。 第3レベルの一意性は外す 導入案 1:ORに収容 ◎2:event(仮).jpを新設 1996.jp、1997.jp イベントの開催日にあわせてどちらかを とれる 1996。jpは1996年+α運用 1997.jpは1997年+α運用 * 時限付きドメイン event1996.jp tmp1996.jp 取得してから1年限定のドメイン名 1年後に第2レベルがなくなる イベント用に試行 手数料とる ブランドドメイン導入後本格的に運用 (変えた場合移行は無料:ただし、言わない) 「イベント」の要件は決められない=> 定義しない IP meetingはとれる 拡大DOM WGはとれる 主催者が申請 先取り、大量どり問題へのケア 有効期間 JPNIC会員接続承認必要 譲渡可 実施時期:はやくて7月1日 数字のみのドメインを許す。 一意性なし ------------ *第3レベル一意性の解除 これまで一意性を残した理由 ・属性をmergeしようとしたときにやりやすい。 ・あまりメリットがないと考えていた(程度問題)。 X大学とX産業株式会社は救えたとしても、X工業株式 会社は救えない。 外したときの影響 ・これまで取得した組織はそのまま使える。 ・あきらめていたドメイン名を取得できる。 ------------ *ブランド・ドメイン ORの通信サービスを優先的にnetに移行してもらう期間を設ける 必要がある。 割り当てルール ・JPNIC商標に関知せずに割り当てる。 ・先着順。=> 考え方を厳密にする必要がある ・譲渡あり:有料 ・割り当て冷却期間なし ・譲渡されたもの:DNS登録は割り当てから冷却期間1ヶ月で きない ・先取り、大量どり問題へのケア:ケアしない ・申請: 業務委任会員からの仲介の申請を受ける。 業務委任会員以外の会員からの仲介申請を受ける。 直接受ける 手間がかかる:理由にならない ◎郵送は受け付けない 理由: 先着順がシビアである 他のドメインを持っているのが普通? ・JPNIC会員の接続承認 同時に必要 一定期間内(1週間、1ヶ月)に必要 ・DNS登録 同時に必要 一定期間内に必要 @議論: ・商標のように公示期間を設ける必要は? ・商標:同日到着分のもの ・処理状況をopenにする必要は? 審議中のものを申請するケース:月10件程度 ・商標は、冷却期間がある。 理由:利用者の混同 ・冷却期間 設けないと DNSが揺れて、メールの飛び先が不安定 設けると 冷却期間明けに申請が競合する可能性が高くなる。 割り当てられるまで並ばれる。 => 冷却期間1ヶ月 割り当て冷却期間なし DNS登録は割り当てから1ヶ月できない ・有料か無料か 組織名変更は今は無料 理由:DBが新鮮であること 社名変更と譲渡の区別 ・先取り、大量は基本的にケアできない。 ・ネームスペースをひろげる ・接続承認がないと割り当てない? ・業務委任会員以外からは受け付けない => 業務委任会員が1/3くらいある ・接続先とネームサーバをあげるプロバイダがばらける。 @ドメインの構造(分類) 1)ブランド・ドメイン ・割り当て対象:ブランド ・申請者(運用責任者):商標の主権者 @議論 ・商標に使えない文字列を第2属性する。 ・第2属性を公募する。 ・第2属性をどこかに委託して作ってもらう。 ・機械的に第2レベルを3文字で切る。 ・br01.jpからbr99.jpまで作る。 99個とるのを許すか? ・商標を意識した構造にするか、しない構造にするか。 2)イベント・ドメイン 3)ネットワーク・サービス・ドメイン 4)一般サービス・ドメイン ------------ * スケジュール アナウンスは1ヶ月前 96/5/17 総会での説明 96/6/中 勧告(第2レベル)の発行 96/7/1 イベントドメインのアナウンス 96/7/1 ブランドドメインへの移行アナウンス 96/7/1 移行お願い(ルールに合っていないドメイン:属性型ー>属性型)の発行 一意性を外したとたんに、同じ組織ドメインを取ら れてしまうかも知れないので、お願いする 96/7/1 一意性はずすアナウンス 96/8/1 イベントドメインの受付け開始 96/10/1〜 ブランドドメインへの移行受け付け期間(ORからNETへ) 12/31 早期受付け、早期優遇措置(移行期間2年) ???日の時点でORを持っているところだけしか 特典は得られない。 =>インサイダー問題 (優先権を得たいためにORを取りに来る) 10/1以前の申請は10/1の0:00に来たものと みなす。 同着の場合ORと同じ名前を優先する。 別の名前でぶつかったものは抽選。 96/10/1〜 一意性の解除の移行受付け開始 12/31 お願いしたものは優先度が高い 97/1/4 ブランドドメイン申請受け付け開始 一意性制約解除可能なドメイン割り当て開始 1末までにぶつかったところを調整する。 97/2/1 一意性の解除新規受付け開始 地域密着GO移行お願いの発行 ------------ ●ドメイン名割り当て業務の会員への業務委託 ・割り当て業務の機械化 ・分類によって(CO、ブランド)委託可能? ・DBをしっかりする必要がある ------------ ●地域ドメインの拡張(ジオグラフィックドメイン) 住所ドメイン 座標ドメイン ●地域依存型ドメイン ・xxx.{ac,or}.tokyo.jp ・xxx.co.tokyo.jp ・coをとりまくる組織がでてくる? ・個人事業所には広すぎる ●地方公共団体の研究所がGOドメインから移るのは時間がかかりそう。 ●地域コード ------------ ●商標対策 - 現状の資料収集 ・internic discraimer ・JPNIC割り当てドキュメント一式 ・問題事例集(internic訴訟事例など) - 弁護士勉強会問題 ・スケジュールが大変? ・弁護士連が重要ととらえれば参加してくれそう? ・有識者を増やしたい。 ・使ってはいけないドメイン名 公序良俗、公職選挙法違反、誹謗中傷、国の名前、 国家元首の名前、 ・ドメイン名を割り当てるという行為は法律的にどういう契 約行為なのか - キャンペーン(たとえば公開議論) ・ドメイン名 != 商標 ・よい方向へのコンセンサス - JPNICの宣言文(descraimer)の作成 ・とりあえず初版をASAPで作る(作ってもらう)。 ・ブランドドメイン導入前に勉強会でたたいて、更新していく。 * 商標以外の法律的な課題(専門家との勉強会の課題) ・使ってはいけないドメイン名 公序良俗、公職選挙法違反、誹謗中傷、国の名前、国家 元首の名前 ・ドメイン名を割り当てるという行為は法律的にどういう契 約行為なのか