第 25 回 JPNIC 運営委員会議事録 開催日時 : 1996 年 11 月 27 日 ( 水 ) 9:30 〜 14:20 場 所 : 総評会館 4F 402号室 出席委員 : 浅羽登志也、 今津 英世、 神山 一恵、 河北 隆生、 後藤 邦夫、 後藤 滋樹、 小西 和憲、 佐野 晋、 白橋 明弘、 鈴木 亮一、 高田 広章、 田代 彰、 谷村 拓也、 中村 順一、 松本 敏文、 水越 一郎、 水島 洋 欠席委員 : 大山 貢、 岡 敦子、 奥山 徹 提出委任状: 岡 敦子、 奥山 徹、 神山 一恵、 河北 隆生、 後藤 滋樹、 鈴木 亮一、 中村 順一 役員 : 相原 玲二、 東田 幸樹、 村井 純 WGスタッフ: 事 務 局 : 丸山直昌( 事務局長 )、吉沢文代、小島育夫、山上正代 傍 聴 者 : 4 名 配布資料: [ 公開資料 ] 資料 1-1-1 JPドメイン名割当関連ドキュメントの改定 資料 1-1-2 第24回 JPNIC 運営委員会議事録の承認 資料 1-1-3 JPドメイン名割当関連ドキュメントの改定 資料 1-1-4 JPドメイン名(地域型)割り当てについての改定 資料 2-1 JPドメイン名割当に関する報告 資料 2-2 IPアドレス割当に関する報告 資料 2-3 JPNICデータベース登録/更新/検索に関する報告 資料 2-3-1 DNSに関する報告 資料 2-4 JPNIC会員の入退会に関する報告 資料 2-5 手数料に関する報告 資料 2-6 障害報告 資料 2-8 理事会での決定事項の報告 資料 2-10 人事委員会からの報告 資料 2-11-1 JPNIC障害連絡受付窓口について 資料 2-11-2 マシンの増強について 資料 2-11-3 FAQの改定について 資料 2-11-4 事務連絡担当者会議の報告 資料 3-1 JPドメイン名割り当て検討部会報告 資料 3-3 データベース管理検討部会報告 資料 3-4 広報担当検討部会報告 資料 3-8 国際連携検討部会報告 資料 4-1 退会会員の公開情報の扱いについて 第11回 JPNIC理事会議案書 第 7回 JPNIC総会資料一式 議事 高田 JPNIC 運営委員長司会のもと、センター規程第 30 条第 1 項に基づ き、委員総数の 2/3 以上の出席( 委任状 4 通を含めて 14 名 )を確認し、 第 25 回の JPNIC 運営委員会( 以降「運営委員会」という)の 開催が宣言さ れた。 続いて、資料の確認が行なわれ、資料番号のついていない資料に番号が付され た。 [ 公開議題 ] 1. 前回議事録の確認 1.2) 電子メイル会議の議事録確認 事務局 小島より、資料 1-1-1 〜 1-1-4 に基づき、簡易Voteによる承認が 確認された。 *資料 1-1-4 承認日 96/11/24 を 96/11/14 に訂正。 2. 事務局からの報告事項 2.1) JPドメイン名割当に関する報告 事務局 吉沢より、資料 2-1 に基づき報告があった。 *7月以降、割当件数の増加が見られない。ほぼ横ばいの状態。 申請の増加が停滞しているのか、業務処理が滞っているのか、報告資料 からでは、判断ができない。 次回からは、申請件数、割当件数をグラフ化し報告するように変更する。 *NE.JP および 事前申請(一意性解除、数字で始まるドメイン名)に関し て、状況および傾向が把握できるような報告が必要である。 次回、詳しい報告を行なう。 2.2) IPアドレス割当に関する報告 事務局 小島より、資料 2-2 に基づき報告があった。 *前回課題となった報告資料中の用語の改善を行なった。 white を 受付、 reject を 却下 など変更を行なった。 *前回課題となった業務委任会員の未割当アドレスに関する報告資料の 形式を改善した。さらに、委任してからの期間が把握できるような形 式に改善する。次回の報告から改善することとした。 *業務委任会員のアドレス割当状況(合計)の推移が把握できるような 報告が必要である。次回から報告資料に含めることとした。 2.3) JPNICデータベース登録/更新/検索に関する報告 事務局 小島より、資料 2-3 に基づき報告があった。 *申請件数/検索件数ともに増加傾向にある。 *プロジェクト情報が、接続情報に変更された。 *NOC情報が、廃止された。 *検索件数が最も多い ns2.nic.ad.jp は、JPNIC Web ページの whois gateway を利用した検索と思われる。 Web の利用状況を報告に加え、検索件数等の分析を行なう必要がある。 *情報サービス検討部会から報告されていた、ftp, gopher, http の 利用状況報告を、事務局にお願いしたい。 次回から事務局からの報告に含めることとする。 2.4) JPNIC会員の入退会に関する報告 事務局 吉沢より、資料 2-4 に基づき報告があった。 *現在の会員数が把握できるようにして欲しい。 「日本ネットワークインフォメーションセンター会員リスト」に (ftp://ftp.nic.ad.jp/pub/jpnic-pub/jpnic-members.txt) 現在の会員数を記述するようにする。 次回から、報告資料にも現在の会員数を記述するようにする。 2.5) 手数料に関する報告 事務局 吉沢より、資料 2-5 に基づき報告があった。 *10月のJPNIC集金(直接申請の手数料)件数が非常に減っている。 原因の把握を含め、今後の傾向に注意が必要である。 *予算/収入見込みに対する実績を、継続的に報告して欲しい。 2.6) 障害報告 事務局 小島より、資料 2-6 に基づき報告があった。 2.7) 御意見、苦情に関する報告 今回は、報告がなかった。 2.8) 理事会での決定事項の報告 事務局長 より、資料 2-8 に基づき報告があった。 2.9) 総会について 事務局長 より、以下の報告があった。 *本日、14時30分より総会が開催される。 2.10) 人事委員会からの報告 事務局長 より、資料 2-10 に基づき報告があった。 *新卒事務職3名の採用が決まった。 *技術職の募集を行なっている。 *準職員1名の採用が決まった。 2.11) その他 2.11.1] 障害連絡窓口について 事務局 小島より、資料 2-11-1 に基づき報告があった。 *障害連絡窓口設置について、会員および ip-connection にお知らせする。 JPNIC Web に載せる。 2.11.2] マシンの増強について 事務局 小島より、資料 2-11-2 に基づき報告があった。 *検索(WHOIS)サービスを新データベース用マシンへ移行した。 処理速度の向上、不具合の改修を行ない、会員へお知らせした。 2.11.3] FAQの改定について 事務局 小島より、資料 2-11-3 に基づき報告があった。 *Q and A のファイルが大きくなってきている。 公開の方法を検討する。 内容を分類し、ファイルを分ける。 Web により利便性を向上させる。 2.11.4] 事務連絡担当者会議の報告 事務局 吉沢より、資料 2-11-4 に基づき報告があった。 2.11.5] 科研費について 事務局 吉沢より、以下の報告があった。 *来年度の申請の準備を進めている。 3. 検討部会からの報告 3.1) JPドメイン名割り当て検討部会報告 佐野委員より、資料 3-1 に基づき報告があった。 *衆議院よりドメイン名の申請があり、行政機関ではないが、属性 GO.JP のドメイン名を割り当てた。 今後さらに、属性 GO.JP のドメイン名の割り当て対象を検討して ゆきたい。 *冷却期間について 冷却期間1年は、インターネットの世界では、長過ぎる。 短縮する方向で検討している。 返却されたドメイン名の割当を受ける組織に対して、影響がでな いよう考慮する必要がある。(以前使用していた組織との混乱等) JPドメイン名割り当て検討部会で、検討を進める。 *地域型ドメイン名の割当業務の委任について 委任を行なうべきかどうか、その目的等を明確にする。 (何を委任するのか。割当作業か、割当規則に柔軟性を持たせる ため等か。) 地域毎の要求を割当規則に反映する仕組みをどう実現するか。 仮に、委任を行なうとした場合、要求条件を明確にする必要がある。 現時点では、何も決定されていない。今後検討を進めていくべき課題 である。 3.2) IPアドレス、AS番号割り当て検討部会報告 浅羽委員より、以下の報告があった。 *今後のアドレスの割当に関して、中長期的に検討していく必要がある だろう。 低価格化やサービスの普及によるアドレス割当の増加。 日本での状況の変化と、アジア地域および世界的な状況変化との関係。 日本の状況を、他のregistry等へ正しく伝えてゆく。 世界的な状況の変化を、日本のユーザ等へ正しく伝えてゆく。 *routingの問題 /19で経路情報をフィルタリングしている米国プロバイダが存在する。 JPNICが/19より小さなアドレスブロックを委任した場合、JPNIC側で その委任会員用に予約した部分も含め(/19で)経路情報をアナウンス してもよいこととした。(ただし、一定の条件がある。) 詳細は、現在改定作業中のドキュメントに記述される予定である。 フィルタリングされているのは、206.0.0.0以降(番号が大きいもの) である。 今後、202.x.x.xや203.x.x.xなど、フィルタリングされる領域は拡大 されるのか。 また、フィルタのサイズが大きく(/18,/17)なってゆくのか。 予測は困難であるが、情報提供を行なってゆくことは重要である。 非CIDRアドレスからCIDRアドレスへの移行の必要性などをアナウンス してゆく必要がある。 非CIDRアドレス/CIDRアドレスの区別ができるような情報(リスト) が必要であろう。 *第2回ip-users meeting 9月27日 100名を越える出席者 第3回ip-users meeting 12月3日 開催予定 *INTERNET REGISTRY IP ALLOCATION GUIDELINES が RFC化された。 RFC2050 *IPアドレス割当に関するJPNICの新ドキュメント作成中。 *AS番号申請に関するドキュメント作成予定。 3.3) データベース管理検討部会報告 水越委員より、以下の報告があった。 *認証技術(PGP)を、JPNICデータベースシステムに導入するための コンサルティング契約を行なった。 検討結果の報告が提出される予定である。 *AS情報を、JPNICデータベースに登録できるように改修を行なった。 3.4) 広報担当検討部会報告 中村委員により、資料 3-4 に基づき報告があった。 *ニュースレターを発行した。 *インターネット関連の雑誌等に、JPNICの記事を載せ広報を行なう。 出版者との連絡担当 白橋委員、事務局長 3.5) 社会的課題検討部会報告 今回、特に報告はなかった。 3.6) JPNIC将来像検討部会報告 今回、特に報告はなかった。 3.7) 財政問題検討部会報告 後藤(邦)委員より、以下の報告があった。 *finance-talk@nic.ad.jp を作成した。 *会費および手数料の改定案を次回報告する予定である。 3.8) 国際連携検討部会報告 後藤(滋)委員より、資料 3-8 に基づき報告があった。 *次回 APNIC meeting に事務局長が出席予定。 *International Top Level Domain Names の議論 村井センター長が、IAHC(international ad hoc committee) の委員 となった。 毎週、電話会議で活発な議論を行なっている。 3.9) 規約検討部会報告 今回、特に報告はなかった。 3.10) 情報サービス検討部会報告 白橋委員より、以下の報告があった。 *ftp サーバ構造改革の作業を進める予定である。 *全文検索のフリーソフトの利用について検討を行なっている。 *ニュースレターNo5のHTML化を発注した。 定常化された業務は、事務局で担当する。 3.11) 統計データ検討部会報告 今津委員より、以下の報告があった。 *昨年11月の申請に対するアンケート調査を委託した。 3.12) JCRNからの報告 今回、特に報告はなかった。 3.13) JEPG/IPからの報告 白橋委員より、以下の報告があった。 *来年の IP meeting にどのような形で協力してゆくか検討/ 打合せを行なっていく。 12/4 次回 IP meeting 説明会 1/7 JEPG/IP meeting 白橋委員、松本委員、事務局長を中心に調整していく。 4. 審議事項 4.1) 退会会員の公開情報の扱いについて 事務局 小島より、資料 4-1 に基づき審議項目の説明が行なわれた。 *提案通り承認された。 5. その他 5.1) RFCの日本語訳 村井センター長より、以下の説明が行なわれた。 *出版社から、RFCの翻訳を行ない書籍として出版したい、翻訳した ものは、電子化されたものを公開してもよい。 JPNICと関わりを持ちながら進めたい。との要望が寄せられている。 どのように関わっていくか、情報サービス検討部会で検討する。 5.2) その他決定事項 *各検討部会は、開催した会議の報告資料を提出する。 内容:日付、出席者、審議内容の概要 事務局と協力し作成を行なう。 *次回運営委員会の開催を 97年1月21日 に変更する。 以上