1998/11/13 運営委員会 資料 5-1 担当:IS-WG ●RFC-JP プロジェクトについて (1)JPNIC側の担当者 以前運営委員(佐野、白橋委員)から推薦のあった人に依頼することを承認いただきたい 具体的な作業内容は以前報告したとおり、 a) 初期作業 -- 文書作成、作業管理データベース、文体スタイル統一のための 資料作成など (予算20-30万円) b) 継続作業(3月まで) -- 翻訳予定RFCリスト作成、納品物のチェック等 -- 時間給 (10h/weekで1-3月の12週程度) とする。再度打ち合わせの上、作業内容と見積もりを作成し業務を委託する。 (2)翻訳費用 1999年 3月までに必要な費用 1230万について承認いただきたい o 翻訳発注の単価は 1ワード 20円程度としたい 理由: 技術的な内容を理解して、正しい日本語を使ってきちんと翻訳する ような翻訳者の単価は高いため、この辺が妥当ではないかと思われる。 ページ単価を下げて検収するまでに時間をかけるよりは、ページ単価を 上げてでもスムーズに作業が進められることを優先したい。 o 1999年3月までに必要な費用 a)業者による翻訳費用 大雑把に 1200万程度と見積もれる 内訳: 1ページ 10,000 くらい 40ページ程度が RFC の平均とすると、 10,000 x 40 = 40万 ... 1本の RFC 翻訳費用平均 1ヵ月に10編翻訳させ、大体 1-3月までが翻訳期間として 40万 x 10 x 3 = 1200万 b)JPNIC側の担当者に支払う賃金 30万程度 (3)RFC翻訳の許諾依頼の取り方 弁護士からのコメントを考慮し、きちんと署名いりの許可をもらうことにする 手順: 電子メールでコンタクトが取れたら先方指定のアドレスに返信用封筒を 同封した封書を郵送する (4)翻訳許諾が取れなかった場合の扱い この方針で良いか審議し、承認いただきたい 弁護士からは Fair Use の範囲では学術/私用で翻訳利用する分には問題がないが、 許諾がとれなかったからといって、非営利でも配布することは許されない。 Full Copyright Statement のついていないもののように、明確でない ものについては、明確にしないことで著作権を主張している面もあるため、 文書による明確な許諾をとらなければ、非営利であっても許諾なしに配布 した場合はトラブルになる可能性がある。 というコメントをいただいたが、RFC原文の配布は許可されているものなので 翻訳したものの配布についても著者が文句をつけることはないと思われる。 したがって、営利出版は禁止する旨明示したうえで Web に置いても良いのでは ないか。 この場合、当然ある程度のリスクは JPNIC で背負うことになる。