1999/07/21 運営委員会資料 資料 3-10 JPNIC iDNS 調査研究タスクフォース報告 ----------------------------------------------------------------------- 1999/06/20 JPNIC iDNS-TF moto kawasaki 日本における iDNS の状況に関するメモ (1) iDNS-JP community 1999年4月以来、我々は日本における iDNS コミュニティ形成(ここでは iDNS-JP と呼ぶ)の為の努力を継続し、JPNIC の iDNS タスクフォースに 結実した。今後は JPNIC の外部の iDNS 関係者のコミュニティ形成に重点を 移す予定である。 (1-1) JPNIC iDNS Task Force JPNIC iDNS Task Force の要目は次の通りである。 ==================================================================== 目的: 技術的観点ならびに国際協調の観点から iDNS に関連する調査・研究を行う 主活動(予定): - iDNS testbed への参加 - 日本国内での iDNS コミュニティとりまとめ - iDNS 主唱者へのフィードバック 活動期限: iDNS testbed 終了時('99/12?)に日本での活動を総括報告して 活動を終了する。 ==================================================================== なお、この活動のために、2,3台の実験用PC・1,2回の国際会議参加・IWI'99へ 2,3名の講演者招聘(後述)などの予算を JPNIC から得ている。 (1-2) 後藤研究室(早稲田大学) 1999年5月以来、iDNS の実験用のホストを設置させていただいている。 (http://idns.goto.info.waseda.ac.jp 後述) また、後藤研の学生(エンジニア・その他の研究者)にも協力していただく 予定である。 (1-3) others InterQ (http://www.interq.or.jp -- Japanese contents) は、iDNS Testbed の 日本代表(?)を快く JPNIC iDNS-TF に譲っていただいたのみならず、技術的または その他の協力を申し出ていただいている。 NTT Soft や奥山研究室からは、iDNS-JP への重要な貢献を期待している。 http://www.ntts.co.jp/ http://www.dsl.tutics.tut.ac.jp/~okuyama/ (2) technical (2-1) iDNS-JP web server at Goto lab. iDNS-JP の活動は、以下の WWW サーバで公開している。 http://idns.goto.info.waseda.ac.jp/ (2-2) iDNS UTF-5 server for JP iDNS 空間における「日本」(M5E5M72C.i-dns.com)のルートサーバは、 idns.goto.info.waseda.ac.jp において既に稼働している。 この DNS server は、http://i-dns.com/files/bind-8.2-IDNS-src.tgz を コンパイルしたものである。 (2-3) iDNS translation server for JP 日本の三大コーディングシステムである JIS, EUC, Shift JIS を含む ドメイン名について DNS query を受け取り、UTF-5 表記のドメイン名に変換 して解決するための iDNS translation server は、現在開発中である。 JIS/EUC/S-JIS から UTF-5への変換ルーティンを bind8 に組み込むことを 目指している。 (2-4) iDNS-JP mailing list iDNS-JP の活動の基盤として、http://idns.goto.info.waseda.ac.jp/ に おいて iDNS-JP Mailing List を設定完了した。 参加自由であるが、日本語メイルが流れることに留意して下さい。 (3) invitation IWI'99 (1999/Sept/21-24 @JP) において、iDNS に関するセッション(2コマ)が 予定されている。このうちの1コマを使って INET99 での iDNS BoF と同様の セッションを行う予定である。IWI'99 は APAN'99 @AU と同日開催であり、 両者をビデオ会議システムで接続する可能性を検討している。また、JPNIC の 財政的支援により、海外からの参加者を2,3名程度招聘する事が可能である。 http://www.takilab.k.dendai.ac.jp/conf/icpp99/ => Program => ICPP99 WorkShop