2000/04/26 運営委員会 資料 3-10 IDN-TF 報告 [検討部会等の開催の報告] 2000年03月23日 19:00-21:00 IDN-TF Adhoc ミーティング 2000年04月04日 10:00-12:55 IDN-TF Adhoc ミーティング 2000年04月06日 12:40-13:20 IDN-TF Adhoc ミーティング 2000年04月11日 10:15-12:35 IDN-TF ミーティング 2000年04月13日 18:00-23:45 IDN-TF Adhoc ミーティング 2000年04月25日 18:20-23:00 IDN-TF Adhoc ミーティング [主な検討事項(順不同)] - IETF @ Adelaide (2000/Mar/26-31) o IDN WG が開催 (Mar/27) され、6件の発表があり、議論が行われた。6件 のうち1件はIDN-TF での議論を元にまとめた要求を「Requirements for IDN and its Implementations from Japan」と題し米谷が発表した + WG の議論の中心は IDN WG が発行した I-Draft についてであり、いま だに4割以上のマシンが BIND-4 で運用されていることを例に、新しい 技術やプロトコルの普及は予想以上の時間 (10年単位) がかかるという コメントがあり、その間の非互換は例えば国際的な E-Commerce に影響 が出るだろうといった具体的な問題点の指摘が続いた + 4月13日付で IAB から「A Tangled Web: issues of I18N, domain names, and the other Internet protocols」と題した I-Draft が発行 され、ドメイン名に依存したプロトコルやサービスの例を示しながら、 性急な IDN の普及はインターネットの分断を招くので、IDN WG は影響 を慎重に評価しながら正しい解決法を得るための場となることを強く示 唆するものとなっている o 関連 WG として CNRP WG に参加し、状況を把握した + CNRP WG が発行した XML をベースにした具体的な問合せ/応答メッセー ジについての議論が中心で、結論は出ずメーリングリストでの議論に持 ち越された o MINC TF Meeting / BoF が開催 (Mar/27-28) された (詳細は後述) - Chinese Domain Name Workshop @ Taipei (2000/Mar/29-30) o JPNIC IDN-TF の状況を佐藤氏が発表した o JPNIC、TWNIC、CNNIC が現在評価している方式やドメイン名の語順の問題 などが議論された o Multilingual Domain Name Coordination Commitee (多語言域名協調委員 会) の組織化について議論された - JP-KR Joint Meeting @ Seoul (2000/Apr/09) o JPNIC、KRNIC の現在の IDN に対する取り組み状況の情報交換が行われた + KRNIC では6つの WG (Requirement、SLD、Registration Policy、 Protocol、Testing、Coordination) を設けて議論を進めている + いずれの WG もまだ議論中で、KRNIC の意見としてはまとまっていない o 漢字 TLD について、JPNIC と KRNIC の立場を表明する声明文を作成した + 声明文の提出先は CNNIC、TWNIC を想定 o MINC との協同について議論された + 言語コードを議論する新たな WG の設立が提案されるなど、言語、文字 コードを中心とした議論が行われた o ICANN との連携について議論された - Multilingual International Names Consortium (MINC) o 3月27-28日に Adelaide で TF Meeting / BoF が開催された + TF Meeting は NIC 関係者を中心に構成された Closed Meeting で、 MINC のメンバー構成、今後のスケジュール、WG の構成とそのメンバー 構成などについて議論された x MINC 設立の Meeting は N+I Tokyo に時期を合わせ6月5-6日に行わ れる x 当該 Meeting は JPNIC がローカルコーディネーションを行う + BoF は MINC に興味がある人を対象とした Open Meeting だったが、TF メンバーにビジネスサイドの人が加わった30名程度で議論が行われた x MINC 設立の必要性、MINC の課題が説明され、その後ポジションペー パーのレビュー、既存の実装の紹介(10以上)、技術的課題、予算など が議論された o JPNIC の MINC への参加方針を議論している + 研究開発、標準化の観点での貢献を積極的に行う + MINC にはビジネスパーティーも参加するため、ccTLD を集めた NIC 間 の組織を作る必要があるだろう - JP-TW Joint Meeting、JP-CN Joint Meeting o JP-TW は5月10日、東京で開催する o JP-CN は5月20日、北京での開催を目処に調整中 - IDN-TF 体制の見直し o 2月から技術検討と方針検討の2部構成としたが、メンバーがほぼ重複して いるため再び一本化する o Adhoc Meeting の開催が増えており、関連イベントとあわせながら今後の スケジューリングを行う o 国際的な動きに対し後手に回らないよう、JPNIC の基本方針を整理する [今後の予定とスケジュール] 2000年04月27日 08:00-09:00 MINC Tele-Conference 2000年05月08日 18:00-20:00 IDN-TF Adhoc ミーティング 2000年05月10日 JP-TW Meeting@東京 2000年05月12-13日 MINC Meeting@サンフランシスコ 2000年05月20日 JP-CN Meeting@北京 (予定) 2000年05月21日 Chinese Domain Name Workshop@北京 2000年05月24日 10:00-12:00 IDN-TF ミーティング 2000年06月05-06日 MINC Launching Meeting@東京 [報告資料作成担当] 米谷嘉朗 (検討部会主査)