1995/10/31 資料1 第 4 回JPNIC総会議事要録( 案 ) 日 時 : 平成 7 年 5 月 12 日( 金 ) 13:15 〜 16:50 場 所 : 東京ガーデンパレス 出席者 : 委員名(順不同) RIC-TSUKUBA: 山本(欠席、代理:中山) Tohoku-inet: 布川(欠席、代理:夏目)、樋地 CSI : 相原、西武、前田 TOUKAI : 後藤、榊原(欠席、代理:後藤)、松尾(欠席、代理:奥山) TISN : 釜江(欠席、代理:高田)、小柳(欠席、代理:高田)、丸山 IIJ : 鈴木(欠席、代理:吉村)、深瀬(欠席、代理:吉村) 吉村、浅羽、三膳(欠席、代理:吉村)、 歌代(欠席、代理:吉村) TOPIC : 曽根(敏)(欠席、代理:曽根秀昭)、岩本 JAIN : 平原 WIDE : 石田、尾上(欠席、代理:佐野)、佐野、村井 JOIN : 東田、森下 BITNETJP : 神山、後藤、森(欠席、代理:後藤) SINET : 相澤(欠席、代理:鈴木)、 浅野(後半:欠席、代理:貝田)、 鈴木、松方(欠席、代理:鈴木) WINC : 斎藤、中野、上善(欠席) KARRN : 河北、中村、古川(欠席、代理:中村) ORIONS : 大家、佐藤、下條 TRAIN : 石田、中山、林 NORTH : 東(欠席、代理:柴野)、三谷(欠席、代理:柴野) Spin : 高井(欠席、代理:加藤)、谷村、名越(欠席、代理:高橋)、 廣海、松本 Infoweb : 尾川(欠席、代理:平野)、坂田、田代 GDBnetJP : 宮澤(欠席、代理:鈴木) PSI : スコット リンカーン STAR-Internet: 宮本 IMnet : 後藤、小西 YACC : 八代、山本(欠席、委任:議長) RIM : 西野 MESH : 加藤(途中〜) TCP : 後藤、榊原(欠席、代理:後藤) CBI : 宮澤(欠席、代理:上林) InfoSphere : 伊藤 Cyber-NET : 西谷(欠席、代理:嶋田) NIS : 安間 TokyoNet : 高橋 AVISNET : 箱山 JTNET : 松野 InternetKDD: 嶋谷(榊原) NETSPACE : 小林(一部出席) Inforyukyu : 森 AAA : 中島(欠席、代理:本多) NTT-MM-P : 梅本(欠席、代理:則包)、則包 ASINC : 平岡(欠席、代理:山本)、山本 SinfoNY : 神作 欠席者 : 委員名(順不同) GOL : ブルース ハナ CRnet : 浅井 傍聴者 : 9名 JPNIC 運営委員 : 加藤、辰巳 事務局 : 丸山(事務局長)、 小島、佐藤、篠田、山上、吉澤 配布資料 第 4 回 JPNIC 総会議事次第 資料 1 第 3 回 JPNIC 総会議事要録(案) 資料 2 平成 6 年度 JPNIC 決算報告 資料 3 平成 6 年度 JPNIC 活動報告書 資料 4 FINANCE-WG 検討結果報告(概要) 資料 5 ドメイン名・IPアドレス取得申請手数料実施案 資料 6 平成 7 年度 JPNIC 会員一覧 資料 7 平成 7 年度 JPNIC 委員一覧 資料 8 本センター選挙に関する細則 資料 9 平成 7 年度 JPNIC 事業計画(案) 資料10 平成 7 年度 JPNIC 予算(案) 資料11 規程の改正について * 議事概要 * 議長の JPNIC 村井センター長の司会のもと、JPNIC 規程第 5 章 30 条 1 項に基づき、次の通り総会の成立が確認された。 構成員 85 名 出席者 76 名(内委任状 30 通) 議事に先立ち、前事務局長の中山雅哉氏に代わり、第 5 回理事会で丸山直 昌氏が新事務局長に任命されたことが報告され、紹介された。 続いて配布資料等の確認があった。 1. 前回議事録確認 資料1に基づいて、第 3 回 JPNIC 総会議事要録の確認があった。 それについて、以下の訂正があった。 上から60行目 (誤) 資料1に基づき、第3回JPNIC総会議事要録の (正) 資料1に基づき、第2回JPNIC総会議事要録の また、第 2 回総会議事録内容にさかのぼり、指摘があり、以下のように訂 正があった。 第 3 回総会議事録中にある第 2 回総会議事録の誤りの記述 (誤) 東京理科大学の方にNTTのワークステイション (正) 東京理科大学の方にNTTのワークステーション は、今回の訂正において (誤) APNIC の方も東京理科大学の方にNTTのワークステイション (正) APNIC の方も NTT のワークステーション とする。 指摘事項を訂正のうえ、議事要録内容に関しての承認を得た。 2. 平成 6 年度報告 2.1)決算報告 丸山事務局長により、資料 2 に基づいて報告があり、予算と決算の額 の差が大きく違っているところについて説明があった。 *支出の点から ・本日の総会の費用(会議費)について 今総会の費用を 95 年度に計上したため、支出が減っている。 ・国内旅費について 運営委員会の各 WG のために計上していたが、遠方の方の不参加が 多かったため執行されなかった。 ・レンタル費 前年度より継続している機器があるためコストダウンしている。 ・印刷費の中の翻訳費について 翻訳を促進する予定であったが、業者から出来上がって来たものを 再チェックする必要があり、その作業体制がまだ確立するところま で行っていなかったため、促進が出来なかった。 また、平成 5 年度で執行した分が安くあがってしまって、その差 額が平成 6 年度に組み込まれてきていたため、平成 6 年度の決算 では、実際よりはかなり少額に見えている。 ・電話加入権について 当初、予算費目に入っていなかったが、第 4 回総会で指摘があり、 費目を立てて資産としている。 ・予備費について 新年度の予算が成立するまでの活動を維持するための費用が確保さ れている。 *収入の点から 第 3 回総会以後の入会会員の会費があり、収入増となっている。 *法人化引当金 平成 5 年度から引き継いでいる。 *未収会費 95 年 4 月になって支払われた会費が 4 件分となっている。 以上は公益法人会計に則った決算であることが報告された。 2.2)活動報告 平原 JPNIC 運営委員長により、資料 3 に基づいて、活動報告と以下の 説明があった。 *DOM WG ( 1ページ〜3ページ ) ・JPNIC の成長とともに、94'1/1 〜95'3/31 の新規割当件数がデータの 通り推移してきている。 ・実験的プロジェクトとして地域型ドメインの割当もほぼ 1 年間で 153 となっている。 *IP + AS WG ( 4ページ〜6ページ ) ・class B はアドレス空間が枯渇してきているので、平成 6 年度は必要 が認められなかったこともあり、割当は 0( ゼロ )となっている。 ・減って来てはいるが、郵送の申請については入力する負荷がかかって いる。 ・class C の返却されたものは、部分的には Renumberingして、新しい 番号で再割当をしている。 ・NSP に対して CIDR に基づいて、class C Block の delegation を行 なっている。 ・AS 番号も割当てている。 ・ドキュメントの改定も適宜行なってきた。 ・プログラムによる自動化に心がけており、手続き、及び技術の変化に よる対応が必要になるため、プログラムの開発を行なってきた。 *DB WG ( 7ページ〜9ページ ) ・大部分は自動、半自動的に行なっているが、誤解やミスにより、手動 にせざるを得ない部分もかなり出てくるのが現状である。 ・データベースを海外へも提供する役割も担っている ・人探しの要求も多いが、ネットワークの運用が主であるため、一般的 なことに対応する充分なものは出来ていない。 また、海外からのもの多く、英語で対応することが要求されてきてい る。 *DNS WG ( 10ページ〜12ページ ) *PUB WG ( 13ページ ) ・商用雑誌にも JPNIC の活動、インターネットの共有資源の管理等の広 報活動も行なっている。 ・Fair ではブースをとり、ニュースレターの配布やワークステーション により、JPNIC の情報サービスのデモンストレーション等も行なった。 *SOC WG ( 14ページ ) *FUTURE WG ( 15ページ ) ・SOC 、FINANCE と共同して行なってきた。 *FINANCE WG ( 16ページ〜17ページ ) ・多くのインターネット関係者に JPNIC の経済基盤がどうあるべきかに ついての議論に参加して貰ってきた。 ・本日、別途に報告の場が設けられている。 *APNIC ( 18ページ ) ・アジア、パシフィックの NIC の活動を支援してきた。 *RULE WG ( 19ページ ) *IS WG ( 20ページ〜22ページ ) *ASSESS WG ( 23ページ ) *事務局 ( 24ページ〜25ページ ) ・運営委員会はニカ月に一度、まる一日掛かりで会議を重ねてきている。 ・日々も電子メールでいろいろな議論、決議が行なわれてきている。 ここで、資料 3 の 5 ページ目に誤字の指摘があり、訂正が行なわれた。 2.3)監査報告 東田監事により、会計帳簿の記入、領収書、及び銀行通帳等適正に処理 されていてたことを認めるとの監査報告がなされた。 ここで、平成 6 年度決算報告の承認の可否について投票が行なわれた。 -- 13:55 -- 3. 会費制度検討結果報告 FINANCE WG chair 佐野委員により、資料 4 に基づいて、以下の報告があ った。 ・検討メンバー延べ 65 名で、40 時間近い会議を持ち、電子メール 450 通 に及ぶオープンなディスカッションを続けてきた結論である。 ・JPNIC ニュースレター及び各種の雑誌、取材を通して報告を行なってきた。 ・適宜、理事会、運営委員会への報告を行なってきた。 続いて、資料 5 に基づいて、手数料実施案の説明がなされた。 考え方としては ・JPNIC の業務を維持できるだけの収入。 ・アドレスの割当のしくみが変わって来ているので、それに対応する。 ・NIC の業務の増加に見合った収入増。 ・NSP への業務分担の推進。 ・国際的なコンセンサスを得つつ、望ましい方向へ検討していく姿勢を変 えない。 今後の検討 ・平成 8 年度以降は 「JPNIC 中期事業計画」と「JPNIC 法人化検討」と 連携して再検討をしていきたい。 これに対し、以下の質疑応答が行なわれた。 Q1:代行申請の場合、JPNIC が NSP に手数料を請求するタイミングについて A1:毎月 5 日までに NSP の前月の割当の集計を受け取って、2 ヶ月に一度、 その月の 10 日に請求書を発行する。 NSP は翌月末までに、支払いをする。 Q2:代行の手数料 50% というのは、JPNIC へ直接申請時の、2 万円に対して、 1 万円ということか。 A2:その通りです。 本日予算案が承認された後に、 各 NSP 宛に詳細な文書を発送する予定 がある。 Q3:NSP で代行する所、しない所、又、各 NSP の代行料金について JPNIC との取り決めなどあるのか等を広報として出してもらえるか。 A3:それについては ニュースレター等で広報の方法を取りたいが、他にもよ い方法があれば提案して欲しいと事務局では考えている。 Q4:NSP が代行する場合はマージンをとっても構わないと JPNIC は考えるか。 A4:各々の NSP の事情に依るので、JPNIC としては関知しない。 Q5:各 NSP が CIDR Block の delegation を受けている場合、NSP の判断で 割当が行なわれているが、その場合でも手数料の対象となるのか。 A5:delegation を受けている NSP で各ユーザーに割当があった時に手数料 が発生すると考えている。 また、会員からの割当は CIDR Block からの割当を意味している。 ここで、平成 6 年度決算報告承認投票の開票結果が報告された。 出席者数( 決算報告についての承認のための ) 80 承認 --------- 75 否認 --------- 0 白票 --------- 2 以上の結果、平成 6 年度決算報告が承認された。 -- 14:25 -- 4. 平成 7 年度 JPNIC 会員について 丸山事務局長により、資料 6 に基づいて報告があった。 平成 7 年 4/28 現在 ・43 会員 ・JPNIC 委員総数 85 名 となっている。 5. 役員選挙 役員選出に先立ち、佐藤事務局員より、資料 7 に基づいて、同姓同名、同 一人物について説明があり、その方については JPNIC ハンドルを記入して 貰うことになった。 1) 理事の選出 開票の結果、以下の得票数となった。 浅野正一郎 14 村井 純 13 相原 玲二 10 松本 敏文 10 石田 晴久 8 丸山 直昌 8 吉村 伸 8 小西 和憲 1 田代 彰 1 坂田 信夫 1 中野 秀男 1 宮澤 三造 1 佐藤事務局員より、総投票数 81、白票 4、無効票 1 が報告され、資料 8「本センター選挙に関する細則」に基づいた規定得票数を上回る上位 7 名の浅野氏、村井氏、相原氏、松本氏、石田氏、丸山氏、吉村氏(得票 順)が理事に決定した。 -- 14:38 -- 2) 監事の選出 単記という条件が確認された後、投票が行なわれた。 開票の結果、以下の得票数となった。 東田 幸樹 27 小西 和憲 19 高橋 徹 7 中山 雅哉 6 釜江 常好 2 佐野 晋 2 嶋谷 吉治 2 平原 正樹 2 尾上 淳 1 神山 一恵 1 中野 秀男 1 林 英輔 1 宮澤 三造 1 佐藤事務局員より、総投票数 79、白票 6、無効票 1 が報告され、資料 8「本センター選挙に関する細則」に基づいた規定得票数を上回る上位 2 名の東田氏、小西氏(得票順)が監事に決定した。 -- 14:45 -- ---- 休憩 --- -- 15:00 〜 16:00 -- 議事再開 -- 16:00 -- 村井センター長より、休憩中に別室で開かれた第 6 回理事会に関して以下の 通りの報告があった。 [1]平成 7 年度 JPNIC センター長、副センター長の決定 センター長 村井 純氏 副センター長 吉村 伸氏 [2]JPNIC 事務局長の任命 新しい理事会により、引続き丸山事務局長が任命された。 [3]新運営委員の任命 ( 敬称略 ) 浅羽登志也(IIJ) 岡 敦子(NTT) 奥山 徹(豊橋技術大学) 加藤 朗(東京大学) 神山 一恵(東京理科大学) 後藤 邦夫(南山大学) 後藤 滋樹(NTT) 小西 和憲(KDD) 佐野 晋(NEC) 鈴木 新一(学術情報センター) 高田 広章(東京大学) 辰巳 治之(JCRN) 中村 順一(九州工業大学) 東田 幸樹(東京理科大学) 平原 正樹(奈良先端科学技術大学院大学) 松本 敏文(日本ens AT&T) 村井 純(JEPG/IP) 吉村 伸(IIJ) 以上の 18 名が新理事会により任命された。 さらに、地域ネットワーク関係の方より 1 名、地方自治体を代表する方 より 1 名、計 2 名の選出の意向を運営委員会に伝え、今後の運営委員 会での推薦を待つこととなった。 [4]第 15 回運営委員会が H7/5/24 (水)に招集されることが決まった。 6. 平成 7 年度計画 平成 7 年度計画について、丸山事務局長より、次の通り報告があった。 平成 7 年度の予算案、及び事業計画案については、事務局が作成し、第 14 回運営委員会で審議され、第 5 回理事会においても承認されている。 さらに、本日の第 6 回理事会においても追認されている。これに関して、 事務局長として前運営委員長から伝達を受けている立場から、本日、提案、 及び説明を行なう。 6.1) 事業計画 資料 9 に基づいて説明が行なわれた。 6.2) 予算 資料 10 に基づいて、手数料制を含めた提案があり、説明がなされた。 審議の末、平成 7 年度事業計画に基づく手数料制を含めた予算案について 投票が行なわれた結果、以下の通りとなり、規程第 30 条により、平成 7 年度計画が承認された。 出席者数 81 名 承認 73 否認 1 白票 4 7. 平成 8 年度以降の収入体系について 平成 8 年度以降の明確な計画方針を持つために、収入体系については、 平成 7 年 10 月末日までに、総会において決定すべく、審議を尽くす という方針でいくことが承認された。 ここで、次年度の見通しについて質疑があり、それについては、出来る限 り早く立てるつもりで作業を行なっていくとの回答が出された。 8. 規程の改定について 若干の字句の訂正の後、 丸山事務局長より、資料 11 に基づいて提案と趣旨の説明が行なわれた。 また、第 6 回理事会では「規程の改正が承認された場合」という条件付 きで「本センター事務局に関する細則(案)」を承認するという決議を得 ている、との報告があった。 審議の末、投票が行なわれた。 9. その他 9.1) NSP の資格について 重要なポイントであるが、明確な合意は取りにくく、結論に至っていな い。 しかし、前回(第 3 回)総会において「 JPNIC が外へ向けて、資格につ いて意志表示していくことが大事」という提案があった。 第 6 回理事会においても、全力を尽くして審議をしていくという合意 を得ている。 また、この件については、旧理事会より新理事会への、5 項目の申し送 り事項の中でもプライオリティーの高い項目として認識されている。 ここで、規程の改正についての投票の結果が出され、以下の通り承認された。 承認 77 否認 0 白票 1 -- 16:49 -- 閉会 -- 16:50 -- 以上